【AE tips027】スポットライトと埃のつくり方

エフェクト「CC Spotlight」で、簡単に作れるスポットライトです。
ほこりや塵を足すことで、それっぽい雰囲気になります。

  • 制作サイズ:1920×1080
  • エフェクト:CC Spotlight、フラクタルノイズ


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STEP .1 光をつくる

まずは、コンポジション内に「新規調整レイヤー」を作成します。


エフェクトの遠近から「CC Spotlight」を適用。


数値を以下のように設定。
FromToはスポットライトの視点と終点で、ポイントを手動で調整もできます。

  • From:956.0,-224.0
  • To:964.0,964.0
  • Height:8.0
  • Cone Angle:28.0
  • Edge Softness:100%
  • Intensity:200
  • Render:Light Add




STEP .2 左右の動きをつくる

インジケーターが、始点(00s)にあることを確認したら、
CC Spotlightの「To」の時計マークをクリック。

すると、始点にキーフレームが打たれます。


インジケーターを「02:15S」に進めて、「To」の数値を「1900」と入力します。
すると、キーフレームが打たれます。


これをあと3回繰り返します。

インジケーターを「05S」に進めて、「To」の数値を「964」と入力。

インジケーターを「07:15S」に進めて、「To」の数値を「100」と入力。

インジケーターを「10S」に進めて、「To」の数値を「964」と入力。



5個のキーフレームが打ち終わったら、「To」の時計マークを「Option(alt)+クリック」して、
以下のエクスプレッションを入力してループさせます。

loopOut()




STEP .3 埃をつくる

「新規調整レイヤー」を作成します。
エフェクトの「高速ボックスブラー」を適用。


ブラーの半径「30」と数値を入力します。

さらに、エフェクト「フラクタルノイズ」を適用します。

数値を以下のように設定。

  • コントラスト:100
  • 明るさ:24
  • スケール:500



STEP .4 埃の動きをつくる

エクスプレッションで、埃に動きをつけます。

先ほどのフラクタルノイズの「回転」の時計マークを「Optin(alt)+クリック」。
以下のエクスプレッションを入力します。

time*10


展開」の時計マークを「Optin(alt)+クリック」。
以下のエクスプレッションを入力して、煙のような埃の完成です。

time*200




STEP .5 塵をつくる

先ほどまでのコンポジションを「スポットライト」と名前をつけて、
新しいコンポジションを作成して、「」という名前をつけます。

そこに、新規平面レイヤーを作成して「CC Particle World」を適用します。


以下の数値を設定して、塵をつくります。

  • Birth Rate:13.0
  • Longevity:5.0
  • Radius X , Y:0.5
  • Radius Z:6
  • Animation:Twirl
  • Velocity:0.01
  • Gravity:-0.001
  • Particle Type:Darken & Faded Sphere
  • Birth Size:0.02
  • Death Size:0.01
  • Size Variation:0%

さらに、エフェクト→スタライズ「グロー」を適用します。
数値はデフォルトのままでOKです。




STEP .7 塵をスポットライト部分に適用

新しいコンポジションを作成。

名前を「スポットライトと塵」とつけて、
その中に先ほど作った「スポットライト」と「塵」を入れます。

スポットライトのレイヤーを、複製(⌘D)

「塵」のレイヤーを選択した状態で「トラックマット」をクリック。
複製した「スポットライト」のレイヤーを選択します。

すると、スポットライトの光の部分だけに、塵が入り完成です。

あとは「塵」を強調したい場合はレイヤーを複製したり、
「スポットライト」に、エフェクト「カラー補正」の「色かぶり補正」を適用すると
光にお好みの色を入れることができます。


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以上です。