【AE tips025】雲のキリヌキ画像をふわふわ動かす方法

PhotoShopで切り抜いた雲を、After Effectsで加工してふわふわ動かす方法です。
レイアウトに合せて自由に配置したり、背景の色など好みの空が作れる便利な雲です。

  • 制作サイズ:1920×1080
  • エフェクト:タービュレントディスプレイス、ラフエッジ
  • エクスプレッション:Y位置 wiggle

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STEP .1 雲のキリヌキ画像を用意

動かしたい雲の画像を、フリー素材でいいので用意します。
今回はこちら、AIで生成した画像を使用して作成します。

キリヌキしやすい雲」をダウンロードしてご利用いただけます。



STEP .2 雲を切り抜く

雲はPhotoShopの「オブジェクト選択ツール」で切り抜きます。
ワンクリックで簡単に切り抜けます。



STEP .3 雲にエフェクトをかける

雲の切り抜き画像を読み込みます。

新規コンポジションを作成して、その中に読み込んだ雲の画像を追加します。


雲の画像を選択したら、2つのエフェクトを適用し以下の数値を設定します。

  • タービュレントディスプレイス(Turbulent Displace)
  • ラフエッジ(Roughen edges)


まずは、エフェクト『タービュレントディスプレイス』を適用。
以下の数値に設定します。

  • 量:10
  • サイズ:20
  • 複雑度:10
  • 展開:time*100(時計マークをoption(alt)+クリック)


次にエフェクト『 ラフエッジ』を適用して、
以下の数値に設定します。

  • エッジの種類:さび
  • 縁:4.70
  • スケール:95

縁やスケールは、お好みの雰囲気になるよう任意の数値を設定してください。




STEP .4 自動でフワフワ揺らす

エクスプレッションを設定して、自動的にふわふわ揺れる動きをつけます。

雲の切り抜き画像に選択。
「位置(p)」を選択した状態で「control(右)+クリック」。「次元に分割」を選択します。


すると、位置のプロパティがXとYに分割されますので、
Y位置」の時計マークOptin(Altキー)を押しながらクリック。

エクスプレッションに『wiggle(0.5, 30)』値を入力します。
すると、縦方向のみゆらゆら揺れる動きの完成です。


補足

雲の画像はお好みで形を変えたり、ぼかしてみたり、
wiggleの数値を変えたりと色々と試してみてください。

キーフレームを打てば、左右に流れる雲も作れます。

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以上です